愛媛県EV推進協会 会員特集 愛媛県EV推進協会 会員特集 バックナンバー
愛媛県EV推進協会会員クローズアップ特集
愛媛県EV推進協会 会員クローズアップ特集

三共オートサービス株式会社

-改造EVの実施事例について聞いた。
「技術習得を目的に、試作車スズキエブリイを製作した後、平成24年1月に市販車第1号として(株)愛媛銀行様向けにスズキエブリイを納入しました。これは、四国初の改造EVの市販であり、商用ベースではおそらく、日本初の市販改造EVではないかと思っています。第2号として大王海運(株)様向けにトヨタサクシードを製作しました。回生ACモーターを検討しましたが当時は高価であったため、DCモーターを採用しました。試作車は1年を要しましたが、市販1号車は製作期間1か月でした。」(片山リーダー)
「改造EVは製造企業に製造責任が掛かります。車両力学・重量配分・国土交通省の安全基準に合致した車両構造の検討に時間を費やしました。
恥ずかしい話ですが、作る側と使う側の理屈が全く異なる事が納車後に認識させられました。当初、価格の面でエアコンやヒーターは未搭載でしたが、安全基準上設置が義務付けられているウインドウデフロスターを、お客様は冬場にヒーターとして使用していることがわかり、発火するのではないかと安全面での不安も生じました。エアコンも納車後搭載を要望され設置しました。」(松村社長)
「バッテリーや充電器は充電時発熱するのですが、夏場はその熱により車内が60℃を超えたため、車外に熱を逃がすダクトファンや温度センサーを取り付けました。また、B787で起きたリチウムイオン電池の発火の類似トラブルも試作段階で経験しています。我々は独自に、高電圧・過電流・高温への対策を46個あるバッテリーに対して、マネジメントシステムとセーフティルーチンを設けることでクリアさせました。納車後も、お客様の要望を聞いて良い車に仕上げるための改良は継続しています。」(片山リーダー)

-改造EVビジネスの課題と対策について聞いた。
「コストの大部分を占める電池は安くはなったとはいえ、高価です。思い切ったコスト低減を進めなければなりません。
改造コストは、現時点では部品代だけで160万円位。エブリイの新車本体が100万円前後ですから、改造EVは100万円を切らなければ商用ベースには乗りません。ただ、改造EVの再改造を行う場合には、バッテリー以外の配線・モーター等は再利用出来る可能性があるため、同じ車種で改造するなら2台目はずいぶん安く出来ると思います。」(片山リーダー)
「電気自動車普及協議会(APEV)から、市販車の完成度の高さが評価され、当社にAPEV向け改造EVの製作依頼がありますが、製造―販売―メンテナンスの普及や全国展開を図るには、一企業だけでは対応が出来ません。ビジネスモデルとして確立させるための案として、キット化を図りそれを製作・メンテナンスを行う企業に送り、改造をしてもらう。その様な提携先を広げて行くことでの、メンテナンスも含めた改造EVネットワークづくりを模索しています。」(松村社長)

会員さんへのお問い合わせ
愛媛県EV推進協会へのお問い合わせ ℡089-960-1132