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全国のデータから紐解く、事業承継の「今」

以前の記事では、事業承継の第一歩として「4つのパターン」をご紹介いたしましたが、本日は「全国のデータ」を紐解き、事業承継の「今」について、ご紹介したいと思います。

急速に企業の数が減少している

まずは、こちらのグラフをご覧ください。

この棒グラフは、全国の企業数の推移を表しています。

たった15年前と比べて、非常に速いスピードで企業が減っていっているのが分かるかと思います。その数は、なんと100万者。特にリーマンショック後に激減しています。

ここ数年は、景気もある程度安定しペースは緩やかになっていますが、それでも減少トレンドは続いています。企業数の減少の、大きな要因と言えるのが「事業承継が進んでいない」ということにあります。

経営者は、ますます高齢化

次に、各企業の中身について触れたいと思います。

この折れ線グラフは、中小企業における経営者の年齢分布を年別に表したものです。

山の頂点は、つまり経営者が最も多い世代を表しているのですが、ご覧の通り、経営者のボリュームゾーンが、年々右側にシフトしている、つまり、高齢化していることがわかります。

1995年、経営者が最も多いのは50代前半でしたが、2015年には、60代後半まで移行している。今後、事業の承継が進まなければ、さらにグラフの右側へ移行していくことになるでしょう。

経営状況と事業承継は密接に関係している

この円グラフは、65歳以上の事業者に対して「後継者がいるかどうか」そして「企業の経営状況はどうか」といった2つの質問を行い、かけ合わせたものとなります。

このグラフから経営状況が「良好」と答える企業ほど、後継者が既に決定しており、逆に、経営状況が「下降、悪化」している企業は、後継者がいないということが分かります。

まとめ

「経営状況が良ければ、事業を受け継ぎたい次世代が現れやすい」と言えると思いますが、考え方を変えれば「後継者がいるからこそ、経営を安心して伸ばすことができる」とも考えられます。