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事業承継実践セミナー 『私は、こうやって事業を引き継ぎました!』が開催されました。

2019年3月14日(木)、テクノプラザ愛媛内テクノホールにて、「事業承継実践セミナー 『私は、こうやって事業を引き継ぎました!』」を開催しました。当日は年度末の平日にもかかわらず、経営者、後継経営者、支援機関関係者など、幅広い層からご参加をいただきました。

第一部:パネルディスカッション

開会に先立ち、(公財)えひめ産業振興財団の渡瀬専務より挨拶があり、愛媛県事業承継ネットワーク事務局の取組について説明しました。

セミナーの第一部では、親族内承継をテーマにパネルディスカッションを行いました。パネラーとして、愛知県豊川市で家業の美容室を継ぎ、後継経営者として活躍中の有限会社ピコ・藤原仁美社長と、藤原社長の支援者で、株式会社経営支援パートナー代表の佐原啓泰先生をお迎えしました。

始めは継ぎたくなかった…葛藤と苦悩の克服

藤原社長からは、事前準備もなくハプニング的に先代社長であるお母様から事業を引き継いだ経緯と、その後のご苦労、経験談をお話しいただきました。また、佐原先生からは、中立な第三者である支援者が、円滑な事業承継に果たす役割について解説いただきました。

藤原社長からは、自身の承継経験を踏まえ、「先代経営者は計画的に事業承継を進めて欲しい」というお話がありました。それに関連して佐原先生から、「先代、後継者、会社の3者の『夢』を重ね合わせることが大事」というアドバイスをいただきました。

始めは継ぎたくなかった家業を継ぎ、一時は廃業も考えた危機を乗り切った藤原社長のお話は興味深く、参加者のみなさんも熱心に聞き入っていました。

第二部:講演

第二部は、「中小企業の事業承継税制の活用について」と題し、税理士法人山田&パートナーズ・大阪事務所の奥山啓彦先生にご講演いただきました。

複雑な事業承継税制の解説に、一同納得

2018年度に大幅な改正があり、納税猶予の特例制度が設けられた事業承継税制について、分かりやすく説明していただきました。また手続面についても触れ、「納税猶予の特例期間は10年だが、特例承継計画の提出期間は5年間になっている。書式は非常にシンプルなので、まずは承継計画だけでも提出を検討すべき」といった、実践的なアドバイスをいただきました。

その他、事業承継支援を進める意義や、2019年度に新設が予定されている個人版の事業承継税制についても解説をいただきました。事業承継税制についてはよく知らなかった参加者も多く、奥山先生の説明に熱心に耳を傾けていました。

第三部:ミニトーク

第三部は、「ミニトーク」と題し、別室に移動してそれぞれのテーマで分科会を行いました。「ミニトークA」は藤原社長と佐原先生、「ミニトークB」は奥山先生にそれぞれお残りいただき、参加者からの質問を受けました。登壇者とより近い距離で話ができる場ということで、それぞれ率直な質問が出て、時間が足りなくなるほど活発なやり取りが展開されました。

セミナー後のアンケート結果を見ても、参加者のみなさんにはご満足いただけたようです。当日お越しいただいた参加者のみなさんには心より感謝申し上げます。また、遠方にもかかわらずご登壇を快諾いただいた藤原社長、佐原先生、奥山先生にもこの場を借りて御礼申し上げます。