![]() 〜道後コース〜 | ||
| 狸のれん | ||
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「米国同時多発テロ事件」は、昨年の世界10大ニュースのトップを飾った。その後のアフガン戦争と共に世界経済に与えた影響は大きく、特に米国(米本土、ハワイ、グアム)向け海外旅行の激減を招いたことは記憶に新しい。そのお蔭か?日本国内旅行が増加し、全国にその知名度を誇る道後温泉の客足が増えるという結果を招いている。今回は、道後温泉本館(坊ちゃんの湯)から商店街に入った3〜4軒目左の民芸品土産店(趣味と潤いとおみやげの店)「狸のれん」を訪問した。 | ||
商店街内の各土産店の明るさをよそに、ひっそりと落ち付いた民芸品店がある。入り口にはやや大ぶりの「狸の素焼」が立っている。飲食業をはじめお商売処で良く目にする置き物である。片手に徳利を下げ、もう一方には通い帳を持っている。頭には破れ笠をかぶり、下には一物をぶら下げている。その意味は「ほどほどに・お薬程度に飲め!付けはだめよ、前金払いで!高望みしてもきりがないから、上を見すぎるな、でも、破れの隙間からちょっとだけ上を見よ!」ということだそうだ。客としての倫理をわきまえるように、また客である以前に人としても立派であって欲しいと願い、角が立たないように「狸の姿」を借りて暗に表現している。 お店は先代が地元鉄道会社を定年退職後に、貸していたこの場所で昭和33年に始めている。当人はなかなかの趣味・風流人であり、その方面に生きることが多く、お店はほとんど奥さんまかせであった。たまに店番をしていてもお客と話をすることが楽しく、気が合えば座敷に上げるという「ソロバンが持てぬ」好人物であったらしい。その時のお客達が今だに声を掛けてくれるそうだ。 この先代の「狸好き」と「商売には“のれん”が大切」というところから店名は「狸のれん」となった。 数年前に改装したやや奥行きの深いお店は、100年以上経っていたこの家の材木を使い、リサイクル・リユースしている。古材の柱・天井・陳列棚は民芸品店らしい雰囲気を醸し出し、対照的に新しいフローリングの床・照明で落ち着いたお店が出来上がっている。また写真のように和風の店頭導入部分も良くマッチしている。 | ||
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