この間の連絡はすべてインターネットで行い、資料の要求があればサンプルや説明書などを送付します。印刷のデザインはすべてお客様の提供です。紙質、部数、デザインなどのクレームは全く発生していないそうです。逆にいえばクレームは発生しないシステムになっているのです。 |
今後の方針 厳しい状態が続いている印刷業界で生き残るには、如何にしてお客様に特徴、メリットを提供できるかにかかっています。コストダウンを図り、利益を上げて印刷技術の向上、印刷機器の整備をしながら、更に体力をつけてこのサバイバルゲームに打ち勝っていきたいと思います。 取材者コメント 不況が長く続いているので、印刷業界も試練の時を迎えています。供給力過剰による価格低下がみられ、さらに市場規模の縮小がみられています。今後は業界全体として、ISO 採用企業の普及、IT エキスパートの育成、E ビジネスへの参入などの取り組みが行われてくると思われます。 |
(お話をお伺いした重松生泰氏) |
1 商品の選択 |
2 仕上りサイズの選択 |
3 用紙・納期・部数の選択 |
4 加工オプション・注文件数の選択 |
5 ログイン画面・ユーザー登録 |
6 支払方法等の選択 |
7 データ作成者・入稿方法の選択 |
8 配送先の指定・追加 |
9 注文の最終確認 |
10 注文の完了 |
11 確認メール |
12 印刷加工と納品 |
会社の沿革
昭和45 年(1970)先代の社長重松仁臣氏が、松山市土居田町にて創業。その後社屋の移転、会社設立、増資を重ねながら、昭和61 年(1986)現在地に移転し、さらに株式会社に組織変更を行い、現在の社名「三創印刷株式会社」となりました。
また有名な印刷部門の各展示会に出展し、平成14 年(2002)9 月には、「社団法人日本グラフィックサービス工業会(通称“ジャグラ”)」で「中小企業庁長官賞」いう栄誉を獲得されました。
その後、5 年前に先代社長が死去されるという悲しい出来事がありましたが、兄の通敏氏と弟の生泰氏が後を継がれ、力をあわせて、益々の発展を遂げられています。
小ロットの注文に応じることができ、しかも集金や営業に係わる時間が必要なく、首都圏を始めとして県外のお客様にも対応できるメリットがあります。今後とも力を入れて拡大していきたい部門です。 |
(会社の前景)
オンラインでの注文システム
前述した印刷業界に対応して、当社では、昨年からオンラインでの受注システムを採用しています。その注文手順は次の通りです。
三創印刷株式会社は、社名の由来である ○お客様とのコミュニケーションを創る ○お客様の満足を創る ○自社の喜びを創る の3 つの「創」に加えて、「見せる印刷」「読ませる印刷」「使う印刷」のどの分野にも、常に上質な製品を創るべくその可能性を追及している若々しい企業です。 今回は、重松生泰(たかひろ)氏からお話をお伺いしました。 |
「情報えひめ(愛媛の企業)」は県内のHOTな企業情報を随時お届けします。
三創印刷株式会社ではすでにこれらの取組に手をつけられていますが、社内に漲る若さと感性と技術の力によって、今後益々前進を続け発展されますよう祈念いたします。 (特別研究員橋本修二) |
印刷業界の現況 現在社会全体が情報化時代に突入し、コンピューターとインターネットの時代になって来ています。印刷業界もこの動きに大きな影響を受けて来ました。印刷機器の進歩も目覚ましく、デジタル化に対応してDTP(DesktopPublishing)やCTP(Computer to Plate)が普及して、印刷工程の短縮化、作業のスピード化が達成されました。その結果供給能力が印刷需要を上回ることとなり、過当競争と価格下落を招くことになりました。紙の出荷量は横ばいであるのに対し、印刷物の売り上げが減少しているのはこのことを如実に現わしています。 |
〜 研ぎ澄まされた感性と技術で
時代を表現する 〜
会社名 | 三創印刷株式会社 |
代表取締役 | 重松 通敏 |
所在地 | 愛媛県松山市宮田町3−3 |
電話 | 089−933-0268 |
FAX | 089−931-2585 |
HP | http://www.sansou-p.com/ |
三創印刷株式会社