取材者のコメント 地元愛媛の心豊かな未来発展のために、愛媛県中心の事業展開の方針は崩さないと北川社長は明言された。東京店の開設も愛媛県出身者への対応で、VOCE独自のきめ細かなサポートをするためには愛媛県に特化すべきとの考えである。しっかりと経営基盤を強化し、独自の事業ノウハウを確立された後にはフランチャイズ展開も可能となろう。事業成長に合わせ、お二人で目の届く範囲での確実な事業展開を目指すのか、事業拡大を狙われるか、企業家としての判断が求められる時が来よう。 早くその時が到来し、ご活躍されますよう祈念申し上げます。 (特別研究員 上田 保) |
(お話を伺った北川社長) |
(明るい雰囲気の個別ブース) |
IT化への取組
平成13 年に(財)えひめ産業振興財団の情報共有支援システムの利用を開始し、顧客情報の活用としてIT化に取り組みました。レンタルでアプリケーションソフトを利用するASPのため初期投資が少なく、会員をグループ分けし双方向での情報交換が可能となりました。特に、本事業では会員との信頼関係が重要であり、コミュニケーションツールとして欠かせないものとなっています。ただ、会員プロフィールは個人情報であり、ネット上ではオープンにせず紙媒体のみでのアナログ対応とし、顧客に安心感を持たせています。
「情報えひめ(愛媛の企業)」は県内のHOTな企業情報を随時お届けします。
会社の沿革 創業は奥さまで、自分自身の結婚の悩みの経験を活かし、安心して出会える場の提供として平成13 年に恋愛・結婚相談所を立ち上げました。翌年には着物着付け教室をスタート、利用者の声を結婚相談事業に反映させ、事業の幅を拡げていきました。平成18 年には法人化し、等氏が代表取締役に就任し現在に至っています。 事業の特徴 VOCEでは、「自分を知り、自分で考え、自分で判断す る」ためのカウンセリングを重視しています。結婚後の生 活が「幸せ」と実感できるパートナー選びの考え方として、 「完璧な人間などいない。短所を受け入れ、お互いの長所 を伸ばし合い、心の奥深いところでそれぞれの人生の最強 の応援者であること」をまずお客様に理解していただきま す。 |
(店舗外観) |
今後のIT展開 インターネット検索で、自社ホームページ(HP)を通じ同社を訪問する人が増え、HPが有効な営業ツールとなっています。携帯電話にも自社サイトを立ち上げていますが、利用度が低いため検索のヒット率を上げる工夫をしていきたいと考えています。 また、ASPをもっと使いこなせるよう、ITスキルの向上も目指していくこととしています。 |
近年、未婚化・晩婚化が進む一方で、結婚したいという希望が世代に関係なく増加傾向にある。しかし、家柄を重視したお見合いが敬遠され、職場での出会いも少なくなったという時代背景の中、縁結びの「仲人業」と「結婚情報サービス業の双方の利点を兼ね備えた愛媛県中心の「新しいカタチの結婚相談所」を経営するVOCE。その取り組み内容とIT活用についてお伺いした。 |
会社名 | 株式会社VOCE |
代表取締役 | 北川 等 |
所在地 | 愛媛県松山市本町3丁目2−14 7'S STORIES ビル2F |
電話 | 089−934-1722 |
HP | http://www.e-voce.jp/ |
〜 運命の出会いをプロデュース 〜
その後、プロフィールを作成し、紹介カードと写真とでパートナー選びとなりますが、日程調整から結果報告まですべて同社がサポートします。その他にも、出会いのための様々なイベントも開催しています。
株式会社 VOCE