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「情報えひめ（愛媛の企業）」は県内のＨＯＴな企業情報を随時お届けします。

　株式会社門屋組

　　　　　　　　〜　創業１０１年の歴史を誇る総合建設業　〜

		○満足していただこう 　○信頼していただこう 　○感動していただこう 　の社訓のもとに、3代目の門屋齊会長、4代目の若い門屋光彦社長を先頭に、全社一丸となって　前進を続け、創業200年に向けて新たな一歩をふみ出した建設業。今回はその株式会社門屋組を訪問し、中田総務部長からお話をお伺いしました。

　会社沿革

明治43年（1910年）1月10日、初代門屋留一郎氏が、県内総合建築業の草分けとして「門屋組」を創業した。 の社章は、初代の名前に由来する。明治・大正・昭和・平成と、特に昭和の太平洋戦争や、戦後の焼け跡から立ち上がった復興期を乗り切り、その後の経済界の好・不況の影響を受けつつもそれを克服しながら、実に100年の歴史を誇る�竃蜑ｮ組である。 　初代留一郎氏、2代目知照氏、3代目齊氏、平成21年8月社長に就任された４代目光彦氏と、「誠実一路」「顧客本位」という初代からの伝統は、脈々と受け継がれているのである。その間、昭和30年（1955年）株式会社に組織変更している。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（会社の全景）

門屋組という社名、 という社章について、会社のホームページには、「建設業界では、大手を含めて社名から「組」の文字を外すように改称、あるいは社章をモダンに図案化するところが少なくありませんでした。…しかしわが社は名も社章も創業以来変わることはありません。」「一つの仕事に異なる職種の人々が共同体を組んで当たる「組」の名を、現社長が誇りとするのも、人間関係を大切にするからであり、門屋組にあっては、それは時代を超えて不変であります。」と記されている。

（創業200周年に向けた新た
　な一歩）

地域清掃活動 平成20年度から5月と11月には会社の前を流れている「大川」の清掃を実施、また毎週月曜日早朝には、会社周辺の清掃、及び毎週工事現場で近隣の一斉清掃を行っている。そのことは地域との「絆」を深め、環境保全、安全意識の向上に役立っている。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「グッド・プラクティス賞」

ＩＴの活動と今後の課題 　 CADによる図面（施工図、設計図）作成が基本となる。社内、本支店間、本社と現場の連絡はメールで行っている。「当社では、早い時期からIT化をにらみ、現場を含めて一人1台パソコンを持たせ運用、今では末端まで浸透し会社の大きなエネルギーになって、厚みのある技術集団を形成して」いる。また緊急の連絡は携帯電話のメールを活用する。ドコモのシステムを利用して、一斉に連絡することが出来る。例え休日でも対応出来るようになっている。また、会計処理については、建設業専用システムを導入している。 　今後の課題としては、VPN（バーチャル・プライベート・ネットワーク）を利用したグループウエアの構築である。工事日報、営業日報、クレーム報告等をリアルタイムに本社で確認でき、迅速に対応できるようなシステムを検討している。これは、双方向機能を有するので本社の意向も伝達できるようになっている。このシステムを十分に活用することにより、○全社的な情報の共有化、○分析機能の強化、○検索機能の強化、○情報の迅速な活用、○情報の一元化を達成できることになる。早急なシステムの完成が望まれる。

（工事現場ではためく社章）

ＩＴ化の成果 　 　創業以来101年、顧客や協力会社、社員、地域との絆を大切にするという伝統を脈々と受け継いで、�竃蜑ｮ組は、今やその施工記録をみるまでもなく、地元建設業の大手であります。経験豊かな会長と、若さあふれる社長を先頭に、創業200年に向かって、力強く踏み出された�竃蜑ｮ組の益々のご発展を期待を込めて祈念いたします。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（特別研究員　橋本　修二）

（お話をお伺いした中田総務部長）