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経営革新サンフルーツ果汁特産品の新商品開発支援機関公益財団法人えひめ産業振興財団創支援内容新商品開発支援区分経営革新業創業・6次産業化まりーな亭社名/まりーな亭事業者代表者名/オーナーシェフ宇都宮圭概要業種/アイスクリーム製造業、飲食サービス業レストラン運営、菓子製造販売業所在地/西宇和郡伊方町三崎589設立/昭和54年6月従業員数/4名まりーな亭店舗外観と店内新商品開発・IT活用新商品開発・ものづくりものづくりその他支援に至る経緯まりーな亭(以下、「当店」という)は、西宇和郡伊方町三崎の九四国道フェリーの三崎港手前の国道沿いで営業し、三崎町内産品にこだわったメニューを提供している。オーナーシェフの宇都宮圭氏(以下、「宇都宮氏」という)は、首都圏のフレンチ有名店で修行後に帰郷し当店を開設。お店は繁盛しており、全国各地の飲食店に対するコンサル等を手掛けている。その宇都宮氏が認識している地域課題は、三崎町内における特産品であるサンフルーツ(新甘夏)は、酸っぱい系(河内晩柑や八朔)の柑橘であるため、せとかや清見への切り替えが遅れてしまい、今後、大量に耕作放棄地となってしまう可能性が高いことである。その対策は、サンフルーツの販路(生果と加工品)を確保することにより、園地を維持し後継者を確保できればよいと考え、サンフルーツの規格外品を搾汁し、ストレートジュース100本を試作品として完成させたところである。まずは、ストレートジュースを販売するためのラベルやPOPの作成について何か支援策がないか、知人を介して公益財団法人えひめ産業振興財団(以下、「財団」という)へ相談来所されたことから支援開始となった。支援内容初回面談において宇都宮氏は、「今後、サンフルーツのストレートジュース及び生果の販路開拓を行いたい。さらに、サンフルーツを使った加工品を開発し、その販路も開拓したい。」との思いを示された。財団側からは、「生果の販路開拓やジュースの販路開拓といっても、どちらを優先したいのか?加工品や商品開発についても、スイーツ系に行くのか、業務筋を想定した乾燥商品や缶詰に行くのか、方向性が多様にある。」と、ご自身の思いをさらに深耕する必要性をアドバイス。そのうえで、当店が主体的に戦略の策定⇒実行⇒評価・見直し⇒目標達成のプロセスに取り組むにあたって、専門家派遣を活用して、以下のとおり戦略を策定した。1.サンフルーツ果汁開発の方向性について①商品そのものの「価値」「実力」をさらに追求していくという方向。②競合品より幾分かは美味しい程度を目指し、「100%三崎産」を大きく謳い、気候風土のイメージも含めてプロモーションすることによって販売していく方向。12