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経営革新規模拡充並びに積極的投資による介護サービス力の向上支援機関松山商工会議所支援内容新サービスの開発支援区分その他(販売促進支援)創業創業・6次産業化株式会社サンクエル社名/株式会社・サンクエル事業者代表者名/代表取締役川野将之概要業種/デイサービス所在地/松山市松末1?5?10資本金/3,000,000円設立/平成24年4月従業員数/4人支援に至る経緯デイサービス外観新商品開発・IT活用新商品開発・ものづくりものづくりその他株式会社サンクエル(以下、「当事業所」という)は松山市で初となる少人数制(午前、午後に定員10名)、短時間制(午前、午後入れ替え制の各3時間)の機能訓練特化型デイサービスとして平成24年に開設した。当事業所は他にない2つの強みを持っている。一つは高齢者専用機械トレーニングを取り入れ、利用者が簡単な動きで機械を動かせる「パワーリハビリテーション」を専門トレーナーが実施していること、もう一つは、特別な手技を取り入れた「関節リハビリテーション」を鍼灸マッサージ師資格者が個別対応していることである。この2つの機能を取り入れた事業所は松山市では珍しく、開設当初から定員10名に対しほぼ満員の状態が続いていた。そんな中、平成27年度介護保険法改正による報酬改定は、介護事業所に対し大きなインパクトをもたらした。最大の要因は要支援者の大幅な介護報酬点数の削減である。当事業所もその影響を受け、売上減少は必至の状況に陥った。要支援者は、今後総合事業に移行する方向性が決まっているが、その内容はまだ不透明である。このような中で、今後の経営の方向性を模索し、第三者的な視点からの指導を受けるため当所へ相談に来られた。支援内容介護報酬点数削減といった厳しい経営環境変化に対応しながら、要支援者を中心とした機能訓練特化型デイサービスを継続するための方向性として、現状維持・コスト削減戦略と規模拡大・売上増加策の相反する戦略が考えられた。そこで、介護保険制度の動向や競合デイサービスの動きなどの外部環境分析、当社の強みや弱みなどを整理し、SWOT分析した結果、当事業所としては規模拡大する積極展開を選択することになった。具体的には定員10名を18名に増加させ、さらなる利用者の満足度の向上を目指すため、トレーニング設備の増設、利用者の心身機能に合わせたカリキュラム作成などを充実させていく。また、職員の能力開発だけでなくモチベーションアップに向け、社内メンター制度の導入も検討することにした。26