養殖をコアに展開する新しい水産業の姿
　　愛媛県の海面漁業・養殖業の総生産量は１８２，０２０ｔあり（１９９３年統計）、
　　全国でも有数の水産県です。燧灘、伊予灘の小型底引き網漁・のり養殖、宇和海のま
　　き網漁・養殖を中心に発展してきました。海面養殖が発達しているのが大きな特徴で
　　、たいや真珠の養殖は日本一の生産量を誇ります。養殖が盛んな奥深く入り組んだ湾
　　内では、生産量の多いたいやはまちに加えて、最近はひらめ、かんぱち、ふぐ、しま
　　あじなど新しい魚の養殖も進んでいます。漁業の振興を図るため、水産試験場では養
　　殖技術の改善、高級魚増殖技術の試験研究、バイオテクノロジーを活用した開発など
　　を行っています。