活用ストーリー(プレインキュベート・ルーム)

支援の種類
プレインキュベート・ルーム
創業を目指す方や創業後間もない方に向けての貸し室。個室タイプになっており、落ち着いた環境の中で新たな事業の創出にじっくり取り組むことができる。
 
事業者概要

マユミデザインオフィス
ロゴマーク・名刺・ポスター・チラシ・パッケージ・パンフレット・カタログ・看板・媒体広告など、販促のデザインおよび制作。 女性目線による女性に響くデザインに定評があり、それを強みとしたブランディングの展開に力を入れている。 2017年開業。


インタビュアー(イメージ) インタビュアーが訪問しました

 

テクノプラザ2階の静かな廊下を進んで行った先に、「プレインキュベート・ルーム」と書かれたドアがあります。セキュリティを解除してもらうと中にさらに4つの部屋があり、そのうちの一室から、今日のインタビューに応じてもらえるグラフィックデザイナーの明賀真由美さんが素敵な笑顔で出迎えてくれました。
10畳ほどの部屋には作業しやすそうな机がいくつかあり、大きなディスプレイのデスクトップパソコンも余裕で置けます。撮影用の一眼レフカメラも、三脚を立てていつでもストレスなく使える状態でスタンバイ。
プレインキュベート・ルームは壁の上部が少し開いた作りになっているため、隣に話し声でご迷惑をおかけしないように・・・と、テクノプラザ本館の広い交流サロンに移動してインタビューをさせていただきました。(BY kikiko)

 

― 今日はよろしくお願いします。まず、事業の概要をお聞かせください。マユミデザインオフィスさんは、基本的には印刷物が多いんですか?

はい、そうですね。ほぼ印刷物になります。ロゴマークとかチラシとか紙もののデザインが多いんですが、それ以外だとサイン類・・・看板とか、あと商品のパッケージ、そういった物が多いですね。WEB関係では、HPのキャッチ画像をデザインして、他のWEB会社の方と一緒に作ったりというのはたまにあります。

― このシンボルマークも素敵ですね。

ありがとうございます!シンボルマークは、大きい円が頭の中のイメージ。中は真由美のMですが、思考がこう駆け巡って発想がここから出ていく(右上の●)というのを表しています。

― 日本的な、外国にもアプローチできるような素敵なシンボルマークだなと思いました。2017年に開業されたそうですが、このプレインキュベート・ルームで一から創業されたのですか?

ちょうど開業届を出した頃にはマンションの一室で作業をしていたんです。でもプライベートとの境目がどんどんなくなってしまって・・・
その時たまたま、創業を考えていた友人から、ここの1階にある「創業準備室(仕切り付きの貸しスペース)」というところに入居しようかな?という話を聞いたんです。「ええ~っ! そんな施設があるの?」と。調べてみたら、月々5,000円で、ネットも駐車場も使える。他にもこういった施設を探していたけど、まず、デスクトップパソコンが置けるところがない。仕切りがあるところもあまりなかったので、すごくいいな!と思い、入居を決めました。
創業準備室は使える期間が1年と決まっていたので、2019年の11月に、今のプレインキュベート・ルームに移動してきたところです。

― ご友人からの情報がきっかけだったのですね。いろいろ比べながら探していたからこそ、ここの良さが分かってご縁があったわけですね。それでは、実際にBSOのサポートを受けてみて、「よかったな」と思うことがあったら教えていただけますか?

たくさんありますよ(笑)
まず、マンションでやっているとどうしても繋がりが薄くなってしまうんですよね。
ここだとテクノプラザのホールで講演や講座をよくされていたり、BSOと同じフロアにあるよろず支援拠点の相談員の方が何かと気にかけてくださって、セミナーに呼んでいただいたりしています。いろんな人とのご縁を繋いでもらって結構お仕事に結び付けてくださっています。

― いい環境ですね! 講座もたくさんされているんですね。

そう。しかも無料(のものが多い)なんですよ。
あと、異業種交流会や女性創業サロンなどもあったりして、そこで出会った方と一緒にお仕事することもあります。
同じ創業者のメンバーの人たちと仲良くなっていろんな情報交換をしたり、入居が終わっても何かと交流を持ったりしているんですよ。
プレインキュベート・ルームに入っているみなさんも、元々は1階の創業準備室で一緒だった方なので、仲良くさせてもらっています。

― それはいいですね! ところで1階の創業準備室とプレインキュベート・ルームの違いはどんなところですか?

創業準備室はパーテーションだけなので隣の話し声も聞こえるし、私のようにデザイン業務をするものにとってはスペースが限られますよね。2階(プレインキュベート・ルーム)は2倍の広さで天井近くまで仕切りもあって、落ち着いて仕事できます。創業準備室もプレインキュベート・ルームも365日ほぼ毎日入れますし。入室にカードが必要など、セキュリティーもしっかりしているのも安心ですね。

ただ、創業準備室の時は支援員や相談員の方がこまめに様子を見に来て下さったりしたのだけど、2階に移るとある程度自立をしないといけないということ。情報も自分自身が取りにいかないといけないですね。

― ありがとうございます。明賀さんがこれまでお仕事をされてきて「こんな嬉しいことがあった」とか、逆に「これはちょっと辛かったな」ということなど差し障りのない範囲でお聞きできれば・・・と思うんですが。

ここの女性創業サロンで知り合った久万高原町のパティシエさんがいるんですが、その方は長年勤められていたお店から独立して、地元でお店を開きたいというので来られていたんです。そしてこの交流会でたまたま知り合ったことがきっかけで、最初のロゴからパッケージまで全てお願いしたいというご縁をいただいたんです。
そこからちょうど1年くらいになるんですが、「真由美さんに頼んでよかった」と言っていただけるのが嬉しくて。それに、やっぱり「売り上げが上がった」とか、「すごい反応が良かった」という直接的な数字に繋がると一番嬉しいですね。

― やっぱりパッケージって本当に大事ですよね。例えば、「これ美味しかったからお友達にあげたいな」と思った時に、「えっ? このナイロン袋で持って行くの?」って思いますものね。そこにお金100円、200円プラスして払っても、ちゃんとした紙袋に入れてほしいとか思ったりするから。

ありますねぇ~。ジャケ買いとか(笑)
パッケージに関しては男性経営者の人が多いんですが、男性デザイナーの人に頼むとやっぱり男性らしさが出てしまうようなんですね。商品パッケージだと女性目線が欲しいという感じで言われることが多いので、そういう意味でもパッケージは本当に大事だと思います。

― 本当にそうですね。では最後の質問になります。「この先自分がどういう形で仕事をしようか」とか、「こんな風にしていきたい」など、今後の展望やビジョンを聞かせていただけますか? 

やっぱり「ブランディング」のほうを重点的に伸ばしていこうかと思っています。今、一部実験的にブランド構築を取り入れて、それをパッケージに反映させていくというようなことをやっています。
新規のお客様・・・例えば飲食店さんだったりすると、メニューを作る前の段階で、3回くらいのコンサルティング的なものでコンセプトやセグメント、ターゲットなどを打合せし、そこからデザインのラフを作るといった段階を経る方法に変えていっています。
そうなると一人でできる部分がどうしても限界があるので、例えばWEBもそうなんですけど、何人かプロの方とお話しして、チームを作ってやってみようかという。それをちょっと考えています。

― 餅は餅屋じゃないけど、チームとして連携してということですね。いい仲間とコラボレーションできるといいですね。

それともう一つ、やっぱり愛媛ということで、何か地元に還元できるようなことができるといいなと思っています。
EGF(愛媛グローカル・フロンティア・プログラム)というビジネスプラン事業があるんですけど、愛媛のものを使った農林水産物であったり、そういったもののブランディングにも関わっていきたいなという風に思っています。

― ぜひぜひ! 愛媛のアンテナショップが東京にもありますし、そういうので少しずつね。パッケージも含めてお客様はもちろんクライアントさんも喜んでくれる、みんながWIN-WINになれるお仕事ですから。素晴らしいですね。
今日は、取材に応じてくださって本当にありがとうございました。

Person

明賀さん画像明賀 真由美 (みょうが まゆみ)さん
アートディレクター/ブランドマネージャー
松山市出身

大学卒業後、デザインの世界に魅せられ、大阪の専門学校へ。グラフィックデザインの基礎を学んで愛媛にUターンし、屋外の看板なども手掛けるデザイン会社に就職。デスクワークにとどまらず、お客様との打ち合わせから見積り、実際の看板製作まで体当たりでこなす。
2017年、いつかはと望んでいた独立起業を果たし、MAYUMI DESIGN OFFICEを起ち上げる。女性視点でのデザインに定評がある他、マーケティングや心理学に沿った販促物の提案をも行う。県内でセミナーの講師も手掛けており、幅広く活躍中。

インタビュー日:2020/1/6

支援担当者の応援メッセージ

話すことが好きだとおっしゃる明賀さんは、どんな質問にも笑顔で丁寧に答えてくだるので、つい話過ぎてしまうほど聞き上手な方です。
プレインキュベート・ルームは創業準備室より自立を目指す場所であるため、定期面談も1年に1回となりますが、それ以外でも入居者様から「相談したいことがある」と来られる場合はもちろん、BSOからビジネスプランの見直しなどを提案することもあります。“お客様に喜んでいただきたい”という想いを強く持たれておられる明賀さんの今後のプランを実現させるために継続的な支援を行っていきます。

 

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