沿革・特徴

桜井漆器は、天保年間(1830〜43)重箱の角を櫛歯型に組み合わせた
「櫛指法」という独自の技術を開発したことからその基礎を築き、
明治に入り、紀州、輪島、山中、越前、会津の5産地から職人を招き、
それぞれの長所を取り入れながら発展してきました。
桜井漆器は、良質な檜で木地を作り、漆を何度も丁寧に重ね塗りした後
蒔絵と沈金を施して作る堅牢さと美しさを兼ね備えた漆器です。
椀、皿、小鉢などの日用品から高級品まで幅広く愛用されています。
製造される地域 今治市
指定年月日 昭和55年10月1日