沿革・特徴

江戸時代に藩の保護奨励のもとで発展し、
その品質は日本一として大いに声価を高め
ました。大洲和紙は、薄くて強靭、保存性、
耐久性に優れているのが特徴で、素朴な美しさが
感じられ、障子紙、書道用紙、ちぎり絵等多目的に
使用されています。
また、泉貸紙と呼ばれる厚手の2枚重ねの和紙は、
東大寺二月堂のお水取りに着用する紙子(紙の着物)
や僧侶の衣包みなどに使用されるなど日本の文化を
継承する上で重要な一角を担っています。
製造される地域 五十崎町、野村町
指定年月日 昭和55年5月2日