沿革・特徴

宇和島地方における節句鯉幟は、歴史的に藩政時代
に遡ると言われていますが、現在のものは1900年頃
に確立されました。
金巾と呼ばれる河内木綿に下絵を描き、もち米を
つぶした糊をつけ、大豆粉をしぼった呉汁でねずみ色
に着色し、柿渋と油煙とアルコールを混ぜた漆黒で
鱗を描くなど今も伝統的な技法・原材料を守って
製造されています。その一方で、現在では、マンション
用の約2メートルの新しい鯉幟なども製造されています。
製造される地域 宇和島市
指定年月日 平成14年2月15日