世界の造船業を担う今治地域
  世界の船の半分は日本で作られており、愛媛県の今治地域を中心に瀬戸内海沿岸には
  数多くの造船所が立地しています。愛媛の造船業は代表的な地場産業として輸出に大
  いに貢献しています。小型造船所では、内航貨物船、内航タンカーを、中型造船所で
  は内航船のほか、貨物船、一般タンカー、ケミカルタンカーなど東南アジア地域に就
  航する外航船を建造しています。大型造船所では、自動車専用船、冷凍船、コンテナ
  船、バルク・キャリアー、タンカーなど主に欧米航路に就航する大型船を建造してい
  ます。
オートメーション化を進める活発な設備投資
  愛媛の造船業界では、省力化と技術革新のため、自動機器の導入などの設備投資を積
  極的に展開しています。具体的には、コンピューターによる設計や一貫生産体制をめ
  ざした製造工程の効率化を推し進めることにより、コスト削減と従業員の厚生の向上
  に努めています。