日本一の生産を誇るフルーツ王国
  温暖で雨の少ない気候に加え、傾斜地の多い愛媛県は、米作よりも果樹園芸や畜産が
  発達してきました。日本一の生産量を誇る主要品には、温州みかん、いよかん、キウ
  イフルーツ、裸麦があり、その他、ネーブルオレンジ、なつみかん、はっさく、栗、
  乾燥しいたけなども国内トップランクの生産量です。米作は農業機械を活用して効率
  的に行われています。近年課題とされていた農業用水の問題もほぼ克服され、野菜や
  花きの栽培も盛んになってきました。

山間地域が育む特色ある産品たち
  愛媛県は山間部が多く、こうした地形特性を利用してトマトなどの高原野菜や栗、し
  いたけ、茶などが栽培されています。林地では、松、杉、檜が計画的に植林されてい
  ます。これらは銘木として高い評価を受けており、住宅建築などに用いられています
  。高地では、酪農、肉用牛畜産が行われ、低コスト生産体制の確立につとめています。

柑橘栽培