コンソーシアムの経緯
平成25年8月に愛媛県経済労働部の支援で、県内IT企業の下請け体質脱却と異業種連携による自社製品開発を目的に「えひめITソリューション研究会」を立ち上げ、25年度テーマは「農業のIT化」を選定した。
ITによる栽培技術の「見える化」ではなく、最大のリスクである「気象」に注目。愛媛県知事から、県にゆかりのある気象情報会社㈱ハレックスとクラウドサービスのサイボウズ㈱に協力依頼するとともに、愛媛県農業法人協会とも連携し研究を進めた。
25年度は、農家が抱えている経営課題の分析と解決策の検討、必要な気象予測ツールの検討、リスク及びコスト削減の効果の検討等の研究に取り組んだ。
これらの研究結果を受け、研究会有志が72時間先気象予報システムの開発に係るコンソーシアムを立ち上げ、農林水産省の平成26年度「農業界と経済界の連携による先端モデル農業確立実証事業」に申請・採択され、現在製品化に向け、県内の産学官の知恵を集結して、オール愛媛の体制で取り組み中。
コンソーシアムの取組み
- データ収集とデータ活用
- 予報データ
- センサーデータ
- 農事記録の集積
- 気象変化と農事の関係性分析
- 農家が使いやすいアプリケーションの開発
- リスク及びコストダウンの評価
- 取組みの評価
