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有限会社遠藤青汁
 〜お客様の健康づくりへの貢献を第一に〜
 
  歴史ある生タイプ青汁を、独自の宅配方式で売上げ拡大を図ってきたのが今回ご紹介する級涛。青汁である。今後、更なる事業発展を目指し、さまざまな取り組みに挑戦されている。また、IT活用にも熱心で、それぞれの内容について中井社長にお伺いした。

本社の外観

 

 

企業沿革
 平成元年10月に創業し、愛媛県という限定された市場の中で、ほぼ100%宅配で生タイプの青汁を販売してきた。近年は、ジューススタンドの運営や駅売店、病院売店、スーパー、コンビニエンスストアでの委託販売も開始している。また健康食品としての市場規模が大きい首都圏にも進出し、更なる売上げ拡大を目指している。
 ブランド名である“遠藤青汁”の由来は、昭和18年に青汁を発案した遠藤仁郎博士の名前にちなんだもので、博士の良質な緑葉の生ジュースが健康に良いという「緑葉食青汁運動」の考えを脈脈と受け継ぎ大切にしている。

 

 

商品概要
 不足がちになりやすいミネラルやビタミンを、ケールという「緑」の力で補ってお客様に心身ともに健やかな毎日を送っていただきたい、との思いで商品を提供している。主な原料となる青汁は農薬・化学肥料不使用で栽培されたものだけを使用し、独自のミクロカッティング手法による原料を100%使用するため、繊維質の多い栄養価の高いことが特徴となっている。
 また、ジューススタンド「endou元気BAR」を本社建物内に出店し、青汁生ストレートジュースだけでなく、青汁と季節のフルーツや野菜をブレンドし飲みやすくしたジュースや、ソフトクリームやスイーツといった青汁関連商品を販売している。一方、顧客ニーズをつかむためのアンテナショッップとしての機能も果たしている。


<青汁生ジュース>   <乾燥青汁>

 

 

ITへの取組
 平成6年に立ち上げたあいあい愛媛を引き継ぎ、自社サイト(URL: http://www.aoshiru.jp/)で、既存商品の販売や新商品のテストマーケティング等に活用している。店長ブログやツイッターでの情報交換も行っているが、今後とも営業ツールとしての機能性を向上させたいと考えている。 また、社内での情報共有としてスケジューラを導入し、全体のイベント共有等に活用している。
 今後の課題として、傘下の販売店で個々に蓄積された顧客名簿(総数で約5,000件)の本部での一括管理がある。リピート率の向上や新商品開発のための顧客ニーズの把握といった顧客名簿や買物履歴の活用を進めていく考えである。また、ネット上で運用できるスピーディな簡素化されたシステムへのリニューアルと、更新時期を短縮化させ高鮮度な顧客属性の維持を図っていくこととしている。

 

 

取材者のコメント
 平成22年12月に中井社長は先代から社長業を引き継ぎ、生き残りを懸けた新たな取り組みに挑戦されている。青汁は健康関連商品のなかでは成熟期から衰退期に向かおうとしており、テレビCM等を通じた激しい競争が繰り広げられている。飲みやすい工夫も加えられているが、他社では乾燥商品が多いことに着目し、あくまでも生商品としての特性を活かした商品開発での差別化を図りたいというのが中井社長の考えである。
伝統ある遠藤青汁を中心に据え、周辺商品の開発で顧客層を拡大していこう、そのためのIT活用を進めていこうとする中井社長の考えはしっかりしており、順調に事業が発展されますことを心よりご祈念いたします。

(特別研究員 上田  保)

 

 

会社名 有限会社遠藤青汁
代表取締役 中井 英明
所在地 松山市古川北4丁目9番25号
電話 089−969−1200
FAX 089−969−1211
事業 青汁関連商品の販売
資本金 300万円
創業 平成元年10月
HP http://www.aoshiru.co.jp/
E-mail info@aoshiru.co.jp

お話を伺った中井社長
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