昭和7年に、初代の高田良四郎氏が醤油製造販売業として創業した。ゼロからのスタートで、香川県小豆島の醤油醸造会社で修業、製造技術ノウハウを習得し、日々の工夫を重ねながら独自の製造手法を確立した。二代目の茂氏になり、注力したのが自社の製造ノウハウを活かせるオリジナル製造装置の開発で、自ら設計、製作にも携わり、全国でも3番目というスピードで密閉型発酵タンクの導入を実現した。その後、自動制御の床式製麹装置も開発・導入し、先進的な生産体制を確立していった。
昭和50年はじめに商品化の転機が訪れる。高知県の柚子生産者との出会いで、柚子を使った商品化を打診されたことをチャンスととらえ、「ゆずぽん酢しょうゆ」を開発した。その後、「ゆずの里」を統一ブランド名に、ゆずジュース「ロイヤル和風ドリンク」をはじめ販売方法は流通業者を介さない個人客への直接販売で、対面営業や顧客からの口コミで人と人とのつながりで利用者を増やしている。また、物産展等を活用し、首都圏での販路拡大にも取り組んでいる。 |
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