県内製造業IT化実態調査報告書(2004年3月)


7.IT化投資について


IT関連投資額の規模について

 A.業種別
 コンピュータを導入している事業所に対し、直近の決算年度におけるIT関連の投資額(ハード機器やソフト開発・購入費等)の規模を金額ベースで尋ねたところ、「10〜50万円未満」が36.3%で最も多く、次いで「10万円未満」が24.8%、「100〜500万円未満」が18.8%、「50〜100万円未満」が11.8%となっている。一方、「1,000万円超」も5.0%あった。(図5-1)。
図5-1


 B.従業員数別
 従業員数別に見てみると、「300人以上」では、「1,000万円超」が54.5%、「500〜1,000万円未満」が27.3%、「100〜500万円未満」が18.2%と、全てIT関連投資額100万円以上となっている(図5-2)。
 一方、従業員数の規模が小さくなるにつれてIT関連投資額も少額になっており、10人未満の事業所では、その8割以上においてIT関連投資額が50万円未満となっている。
図5-2


 C.地区別
 地区別に見てみると、「南予地区」で10万円未満の割合が最も多いものの、全体として3地区に大きな差異はなく、あまり大きな特徴はみられなかった(図5-3)。
図5-3


 D.調達先別
 調達先の地域別にみてみると、調達先の地域が「県内10割」よりも、県外にも調達先をもつ事業所の方がIT関連投資額が多くなっている(図5-4)。
図5-4


 E.販売先別
 販売先別でも調達先別と同じような傾向があり、構成比もほぼ同じ水準である(図5-5)。
図5-5


 F.販売対象
 販売の対象別にみてみると、「対企業」の方が「対消費者」よりも投資規模が高い傾向にある(図5-6)。
図5-6



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