【開催レポート】第12期えひめベンチャー起業塾 第8回講義を実施
2025年11月20日(木)18時30分~21時00分に、「第12期えひめベンチャー起業塾」第8回講義が開催されました。
今回のテーマは、課題ソリューション・フィット(PSF)や製品市場フィットの検証を踏まえた「当面起業プラン」の作成。
受講生は事業プランの精度を高めるため、顧客理解と価値提案の磨き込みを行いました。
■ 顧客課題を深く理解する「PSF」の重要性を学ぶ
講義ではまず、PSF(Problem Solution Fit)=顧客の課題と提供価値の適合性 をどう高めるかについて学習。
・顧客が抱えている課題や不満を洗い出す
・その課題に対して、自分たちが提供できる商品・サービスを再整理する
受講生は、自身のビジネスが「どんな課題を誰のために解決するのか」を言語化し、事業の核となる部分を明確にしていきました。
■ バリュープロポジションを踏まえた差別化設計
次に、バリュープロポジションを軸に、競合他社と比較した自社の強みを整理。
・他社と比べてどんな独自性を持てるのか
・顧客が選ぶ理由をどう提示するか
など、事業が持つ価値を具体化し、「競争優位のある事業計画」へと磨き込んでいきました。
■ 想定顧客へのヒアリングを意識したプラン作成
講義内では、想定顧客にヒアリングするための準備も実施。
・「本当に必要とされるサービスか?」
・「課題認識は事実か、思い込みか?」
といった問いを立て、仮説検証へ進む準備を整えました。
■ エレベーターピッチで事業の要点を言語化
最後に、短時間で自分の事業を説明するエレベーターピッチを実施。
事業の要点を端的に伝えることで、
・自分の事業を俯瞰して整理する
・聞き手視点で伝え方を磨く
といった、起業家に必要なアウトプット力を鍛える場となりました。
■ 今後に向けて
第8回では、事業の核となる「顧客・課題・解決策」の検証と、価値提案の磨き込みに焦点を当てました。
今後は実際の市場検証やフィードバックを踏まえ、事業コンセプトをより実践的な形へと高めていきます。
